電動化社会の駐車場

電気自動車の普及が見据えられる中で、駐車場にも転機がくるだろうとみている。

個人が通常、自車のために使用する駐車場には、大きく3つの種類がある。①戸建てのそばにある駐車場、②マンションにある駐車場、③空き地などを活用した駐車場、だ。

①や②の駐車場は、徐々に電気自動車の充電に対応できるようになっていくだろう。また、戸建てには、駐車場付きでない物件も都会を中心に多く見られるが、電気自動車を自宅で充電できるのであれば、駐車場付きの戸建ての人気はより一層高まるだろうし、マンションの駐車場も、充電できる設備が徐々に増え始めるだろう。

一方で、空き地を利用した駐車場は、今後、「充電できない」というデメリットが出てくる可能性がある。充電設備がある駐車場もできてくるだろうが、工事費もかかってしまうのでなかなか普及は難しいだろう。

目的思考における資格取得

 

Twitterにおいても、中小企業診断士不要論が話題になった。

日本人は資格好きだと言われるが、目的思考で考えてみると本当に必要なのか、疑問な資格取得も多い。資格を取ることが目的化してしまい、なぜ資格を取りたいのか、その資格があれば何かできるようになるのか、など考えもせずやみくもに勉強している、

 

先日、不動産投資仲間の中に宅建取得をめざしている人がいた。確かに宅建がなければできない仕事もあるが、不動産投資には直接関係ない。資格を持っていて損はないかもしれないが、宅建の資格では得られることができない、投資の知識や経験の方がはるかに重要である。したがって、不動産投資を成功させることを目的にしたときに、宅建取得は遠回りをしている可能性が高い。

 

時間は限られており、目的に向かって最短でいきたいのなら、資格を取得することが本当にだだしいのか、一歩立ち止まる必要がある。

戸建事情 郊外の地方化

 

多摩ニュータウンなど郊外の都市は空き家が多く、ゴーストタウン化する論が多く見られるが、あまりその通りにはならないと思っている。

 

郊外のゴーストタウン化は、今の区画を前提にしているからなりたっているが、地方都市のように、戸建が大きくなっていくと見ている。

 

隣の家が空き家の場合、廃墟になって寂しい街になるのではなく、安くなった隣の土地を買ってしまい、広い家になるのはではないかと思う。

単純に2倍になるとは思わないが、1.3倍くらいになるイメージなのではないか。かなりゆとりを持った家になると思う。在宅勤務などが増えるにつれて、書斎を欲しがる郊外の家も多いかもしれない。

 

駅近の都心や、かなり広い戸建てを選択する将来は意外と近いかもしれない。そうなると、今、分譲の狭い戸建てを郊外で買うのは、疑問符がついてしまうかもしれない。

家族の良さ

 

家族のよさは、社会的な評価と超越していることだ。

家族以外の人間関係は、どこかで評価がリンクする。評価というのは、同じところに所属しているから、話が面白いから、頭がいいから、仕事ができるから、サークルや部活も含め役職についているから、など。だから、その評価がなくなったときには、関係性は薄くなる。サークルや職場をやめたから、友人関係でなくなるといったことは、典型である。

一方で、家族はたとえ自分がどんなに仕事ができようと、できなかろうと、勉強できようが、できなかろうが、関係ない。限度はあるが、裏切ろうと、迷惑をかけようと変わらない。

その安定感、どんな時でも味方でいるということが、家族なのだと思う。

 

 

 

自分に厳しくしないといけない世界へ

コンプライアンスの過度な強化により、厳しく指導することが難しくなっている世界になってる。その風潮をイチローさんが最近、子供たちに対して言葉にしていた。

“指導者”第一声 イチロー氏から子供たちへ「自分自身を自分で鍛えて」― スポニチ Sponichi Annex 野球 https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2019/12/23/kiji/20191223s00001007097000c.html

以下が発言抜粋

「時代の流れでこうなってしまっているので、みんなに伝えたいのは、先生たちから教えてもらう大切なことはいっぱいある。みんなが謙虚な気持ちで先生を尊敬して、  先生の言うことを聞いてもらいたいのだけれど、なかなか厳しく教育することは難しいみたいなんですね。中学、高校、大学。社会人になる前に経験する大切な時間。そこで自分自身を自分で鍛えてほしい」

過度や無駄に厳しくすることは変わるべきだが、多くの人は厳しく育てられるからこそ育つ面もある。自分自身も褒められて育てられた人生ではなかった。そもそも一流の人たちが、甘い環境にいるという話を聞いたことがない。多くの人も厳しい環境の方が伸びたと感じているのではないだろうか。そういった人たちは、辛いのだが、周りが厳しくないのであれば、自分自身により一層厳しくなくてはならない時代になってきた。

厳しくする工夫の一つに、厳しい環境・習慣を作ることにあると思う。みずから進んで厳しい環境に飛び込むか、習慣を作り厳しいことになれさせ、厳しいと思わないようにするかだ。 個人的にも今年は、持つ現金が減っているので、不動産投資はなかなか挑戦しにくい環境になると思うので、新しい習慣や、しっかり活動しているコミュニティに入りたいと考えている。

実質的なベーシックインカムへ

ベーシックインカムは、年金などをなくす一方で月に10万ほどを配る制度で、仕事にとらわれなくなるので自由な発想や挑戦的になることが期待されるほか、社会保障を減らすので、小さな政府の実現が可能になる。

ただ、現実的には、年金を減らすなどの高齢者への負担増を強いる政策なので、よほどの政治力がなければ、ベーシックインカムは実現できない。安倍政権のような長期政権であってもかなり厳しいだろう。任期も少ない。

なので、実現のためには、部分的に行っていくしかないのではないかと思う。
例えば、子供を持てば、ベーシックインカムが実現される仕組みにするなどだ。その財源には増税や年金の削減などをあてることになるだろう。増税に関しては、大きなハードルになるが、基本的に、子供を持たないことを選択した人に相対的な増税を課していく方向性になることは、ベーシックインカムだろうが、そうでなかろうが、変わらないだろう。
また、年金も徐々にベーシックインカムに移行するために、変わっていく必要がある。突然、高齢者の年金を打ちきり、ベーシックインカムほどの支給額で暮らすのは無理なので、まずは支給年齢を遅らせ、資産を多く持っている高齢者への医療費補助の廃止、ベーシックインカム給付者への年金廃止から順次行っていくことになるだろう。

パソコン仕事がほぼ変わらない現実に

藤沢さんも近いことをおっしゃっているが、まともに組織で働けて、事務処理能力が優れている人材がどれ程いるのか。

https://mobile.twitter.com/kazu_fujisawa/status/1209696349383380992

Microsoftのアプリケーションを使うことも変わっていないし、本質的な企業の働き方も変わっていない。
自由な考えが重視される以前に、確実に真面目にものごとをこなしていくことが、当然重要であり、前提になっている。

学歴がなぜ重視されるのか。
適当に60点くらいの理解力でものごとをよしとして、20年間生きてきてた人よりも、タスクに対して、80点以上の理解力を常に達成してきた人材の方が、企業でも力を発揮する。
大学入試で必要な80点以上を達成するためには、ただの表面的な暗記ではなく、本質をつかむことが必要になっている。

学生時代のアウトプットと、明確に企業で活躍する因果関係が明らかにならない限り、求める人材が変わっていないので、学歴重視で、大企業でまともに働ける人材が重宝されることに代わりはない。大企業終わる論者も極端になりすぎるとビックリしてしまう。