観光産業には食が大切


先日、岡山に旅行に行って、感じたのは、観光産業の発展には食が大切であるということ。
岡山県は、非常に魅力のある県であった。後楽園、岡山城倉敷美観地区などは期待をはるかに上回った。
ただ、非常に残念なのは、「岡山で何を食べればいいかわからない」ということ。
岡山という言えば、何を食べればいいか思いつく人はいるだろうか。
しいて言えば、桃?
でも桃って、晩御飯とかに食べる食材ではない。

ビジネスの面からも、観光客から飲食代を取れないのは非常にもったいない。
例えば、広島といったら、お好み焼きやカキをイメージする人は多いと思う。
広島駅の駅ビルは、お好み焼き屋であふれている。
その中には、普段は絶対食べないと思われる女性もいる。
その女性が「なぜお好み焼きを食べるのか。
それは、「広島に行ったからには、お好み焼きを食べないと」という意識があるからだと思う。大阪の粉ものや、博多のラーメンも同じ。

はっきりいって定番の食事はなんでもいいと思う。
金沢の金箔ソフトクリームも完全に見栄え(インスタの広まりで写真写りは非常に重要)で話題になったと思うし、名古屋の台湾ラーメンコメダ珈琲も、名古屋である必要性はない。
都市だけじゃなくて、ディズニーランドも、独自の食を作ってるいる。
例えば餃子バーガー。
もはや誰も突っ込まないけど、夢の国と、餃子ってアンマッチすぎるでしょ。
でも、みんな買う。それは定番の食事だから。
東京も、「東京バナナ」って意味が分からない。でも売れる。
定番の食ってすごく大切。
(東京は、晩御飯になるような食が定番で出てくるといいんだけどね。)

岡山には、観光資源はあるわけだから、食と合わせるべきなんだよな、もったいない。
岡山にはキリンのビール工場があるから、ビールの街でもいい。
日本最大(せめて西日本最大)のビアガーデンやろうよ。ついでにソーセージも有名にしよう。
だって、みんなドイツといえば、ビールとソーセージを思い出すでしょ。
それと同じ。ドイツのビールとかソーセージが本当においしいのか、歴史があるのかなんて、極論どうでもいいんだよ。