なぜ大企業は先が見えないのか

 

学生時代から、疑問だったことは、「自分たちのことは自分たちが一番分かっているはずなのに、なぜ戦略コンサルに戦略づくりを頼むのか」ということ。

自分が経営者だったら、絶対に嫌だ。失敗してもいいから自分たちで必死に考えて、やり遂げたい。

 

この疑問の答え1つは、「日々の仕事に追われすぎて、大局を見ることができない」ということ。少なくとも、マネジメントクラスになるまで、日々の仕事に追われすぎて、大局を考えるやり方を身に付けることができない。

最悪の場合、課長クラスでさえ、日々の仕事に追われている。

 

これは大きな問題。尊敬する人から、「着眼大局、着手小局」という荀子の言葉を教わった。今は、目の前のことをやろうでもすこしずつ明日のこと、一週間先のことをできるようにする。そしてもっと大局を見据えた仕事をできる”癖”をつけるようにする。

 

世間では長時間残業といった働き方改革が話題になっているけど、イノベーションは鬼のように働いてやっとできるかできないか。ジョブスが定時だから帰っていたわけがない。

目の前ことをものすごい勢いでやって、周りからの信頼を得て、あたられた仕事をまずは先回りする。そして、常に最新の情報を掴み、考えて、これからの時代に何が必要かを考える。

これが大切。

さぁ今は全力で生きよう。